2022年10月16日(日)、愛知県の港サッカー場で行われた少年サッカー年代の秋の東海チャンピオンを決めるフジパンCUP東海大会。
愛知、岐阜、三重、静岡の4県から、それぞれの県大会を勝ち抜いた上位2チーム、合計8チームが参加しトーナメントを戦います。
天気は晴れ。ピッチは人工芝と見間違えるほどに鮮やかな緑でキレイに刈り込まれた天然芝。
最高のコンディションです。
J下部か街クラブか、スポ少か。果たして優勝したのはどのチームでしょうか。
優勝:高部JFC(静岡第1代表)
主観ですが戦前の予想では、春に行われた全農杯全国大会で準優勝した高部JFCが本命。
対抗は、県予選決勝で高部と接戦を演じた清水エスパルス、そして愛知県チャンピオンのDSS。
そして、5年生メンバーながら愛知県の強豪チームを次々と撃破し、県大会を突破した名古屋グランパスBにも注目でした。
激闘の結果、大会を制したのは予想通り高部JFC。実力をいかんなく発揮し、予想以上の強さを見せつけました。
では、その戦いぶりを振り返っていきます。
決勝:高部JFC 9-3 名古屋グランパスB
決勝は衝撃のスコアに。
キックオフ直後から高部ペースで試合は進み、早い時間から得点を量産。前半終了時点で6-0と大差がつきました。
特に前線の10番と16番の選手の動きが秀逸でした。
グランパスBもチームとして決して弱くは無いはずですが、この2人への対応が上手く出来ず、ことごとく上回られてしまいました。
高部は全体的にコンパクト。一人一人の距離感を近くし、ハイプレスでボールを奪った後、10番か16番にボールを預けます。
そこから無理に早くは攻めません。ゆっくりボールをもって、相手を2人、3人と引き付けながら周囲のサポートを待ちます。サポートが来たら、サポートを使ってもいいし、サポートを囮にして自分で行くことも出来る。
このあたりの連携、判断、アイデアが抜群でした。もちろん一人一人に高い技術があってこそでしょう。
後半は9-0までいき、試合は決まってしまいましたが、最後にグランパスBも見せ場を作ります。
フリーキックからの2点を含む3得点。このあたり5年生ながら高い技術、そして強靭なメンタル、集中力を感じました。
それにしても、全体的には高部の強さばかりが目立つ結果となりました。
集大成となる全国大会予選に向けても、チームが仕上がっている印象を受けました。
決勝までの試合結果
<準決勝>
◆高部JFC(静岡第1代表) 5-1 DSS(愛知第1代表)
◆名古屋グランパスB(愛知第2代表) 3-1 清水エスパルス清水(静岡第2代表)
<準々決勝>
◆高部JFC 3-0 名森SSS(岐阜第2代表)
◆DSS 6-0 AFFRRARSE四日市(三重第2代表)
◆清水エスパルス清水 1-0 FCこもの(三重第1代表)
◆名古屋グランパスB 3-2 ISS(岐阜第1代表)